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2012.05.01 (Tue)

仏様に仕えた男。

「政界一寸先は闇」・・・ その仏様はこんな名文句を世に残した。

若年世代の方はご存知でない方も多いと思われるが、自民党が与党とし
ての隆盛を誇っていた時、「おとぼけの正次郎」とあだ名されたことに
対し、「いや“ほとけ”の正次郎だ」と言い返した名副総裁がいた。
その名は川島正次郎。佐藤栄作首相を影で支えた自民党の大物代議士で
ある。(現在の市川市出身で、当時は流山市も選挙地盤だった)

先日、その「仏の正次郎」に仕えていた秘書の方が逝去された。私の政
治家としての礎を築いて下さった方であり、感謝と哀悼の意味を込めて
一筆、書き認めたい。

今から10年前(当時26歳)、その縁は突然やってきた。半年後の市議会
選挙に立候補する決意をし、周囲にその旨を伝えて間もない頃のこと。
今では同僚となっている議員の紹介で近隣市の選挙のお手伝いに行っ
た先(事務所)にその方はいた。

オーラというよりも観察眼の鋭さと時折見せる優しい笑顔は、今までの
人生で出会ったことの無い人物であり、あっという間に私を心酔させた。

そしていきなり「政治のイロハ」が分からない私に対し、ストレートに
三つの事を問いただしてきた。

「今日、スーパーで野菜がいくらで売っていた?」という質問。

面くらい、躊躇する私に「政治とは国民の生活が関わっているのだから
野菜の値段ぐらい知ってないとダメだ」という教えから入ってきた。


続いて「政治とは何だと考えているのか?」との質問。

自分なりの思いを語ったことぐらいしか覚えてないが、私なりに精一杯
返答してみせた。

が、仏様に仕えていた方は次のように指南してきた。

「川島先生は“政治は夢(政策)を実現する道具である”と語っていたよ」と。
つまり政策を持っている事は至極当然であり、それの実現に向けて政治と
しっかり向き合い、上手に使いこなせというものであったと自己解釈した。

職業政治家(サラリーマン議員)の増加、大衆迎合型の政治や政治家の
矮小化が叫ばれて久しい今日、「政治とは何か」に対して簡潔明瞭に答える
政治家や専門家と出会ったことは殆ど無い。(自戒の念を込めて)

最後に「政治家に必要なものは何だと思う?」の質問。

「政策」と答える私に対し「それは当然であり、お前自信の心得を聞い
ているのだよ」とご指摘。
そして「情熱、張り、人を信じること。その三つをしっかり持て」と
だけ助言があった。

私自身も偉そうに語れる身分と実力ではないが、この三つがなくても、
政治に関われる(選挙に勝てる)時代。まして地方選挙においては、
競争原理も乏しく、それを支える住民側も低投票率の実状。

それは「時代の変化」だと言われてしまえばそれまでだが、少なくとも
選挙というハードルを越え、人の上に立つ仕事を自ら選んでいる訳であ
るのだから、“政治家としての矜持”は持ち続けたいものであるし、持つ
べきはずのものである。

経済成長型の政治が終焉し、成熟した国づくりを目指していく上で政治
の果たす役割は今までと違ったものになってきている。そのため、そこに
携わる者の存在意義は、今までの役割とは違ってきているかも知れない・・・。
しかし、自ら手を上げて出る仕組み(選挙)であることに変わりがない以上、
政治家(候補者)個々人は、「誰にも勝る情熱を持ち、何かをやり遂げよう
という気概(張り)を持ち、そして、人を信じ続ける度量を持ち続けること」
を私は継承したい。

当選からちょうど一年。自らを見直す機会ともなった政治の指南役の訃報。

“森が動く。”・・・皆さんに対し行動で示すことが、故人から教えられたこと
に対する敬意だと感じている。

心より感謝を申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げたい。
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