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2018.04.09 (Mon)

FAXの絆(4月4日のTWITTERより)

4年前、ある高校生より一通のFAXを頂きました(添付写真)。
当時は国会で選挙年齢を18歳に引き下げる公職選挙法改正に関して議論中であったこともあり、
現在、義務教育で行われている「主権者教育」は導入されていない時期でした。
そのような中でいただいた質問は学生ならではの純粋な視点と、「物事の本質」を見極めようする
探求心を感じる視点も加わり、お世辞ではなく「鋭い質問」だと感じました。そのような上で
回答する私としては高校生が理解できるよう“わかりやすく伝える”ために工夫を凝らしたことも
覚えています。今ではいい思い出の一つです。

また私が回答した後に丁寧にお礼文章のFAXを頂いたことも思い出深いことの一つです。何故なら
市民の方々からの相談ごとは職業柄日常茶飯事ですが、誤解を恐れずに言えば、実際に回答後
などは相談者より何の返答がないケースもあります。そのお礼文章のFAX一枚をとってみても、
高校生の真っ直ぐな姿勢に私の方が様々なことを学ぶ機会でもありました。

それから4年経った先日の駅活動中に「社会人になりました!当時はありがとうございました」
と丁寧なご挨拶を頂きました。ひょっとしたら学生時代に会っていたかも知れませんが、先方から
正式な声がけはなかったため、初対面と言っても過言ではありません。そこには社会人としての
初々しさを感じさせつつも、緊張感をもった眩しい笑顔がありました。と同時に、その笑顔に
私まで“凛”とさせられました。

駅で行き交う皆さまと私の間には、様々なお付き合いのカタチがあります。言葉を交わす人、
目を交わす人もいれば、小走りで走り去る人、顔を背ける人…。どれをとっても駅活動の中での
出会いです。そのような中で「少しでも身近な政治をお伝えする」べく続けている駅頭の中で、
若人の成長を見ることは楽しみの一つです。今回のエピソードはその代表的な事例となりそう
です。今後は社会人の立場として、国や地方の政治を考え、仲間や子どもに伝える側になって
くれたら…とも感じています。

朝からとても嬉しい出来事であると同時に、駅活動の面白さも感じる瞬間でした。明日の朝は地元
の江戸川台駅を予定しています。

       平成30年4月9日
             森 亮二

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